tomato farm         with the nature

  乳酸菌などの有用な微生物の力をかりて、安心な高濃度トマトを中心に野菜を創っています
  農業を始めてから、化学合成農薬/肥料は、使用していません


  農作業 生産性向上の為に、トマト収穫ロボットや 軟弱野菜収穫ロボットの研究開発をしています。
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栽培技術、生産技術についてご説明します。

1.   利用資材
2-1. 乳酸菌
2-2. 内城菌(複合土壌菌)
3.   計測機器


1. 利用資材

1-1 肥料
  (1) 土壌菌(内城菌)で発酵させた有機肥料 
      http://www.hokusei-kogyo.com/kan/ 
     →土壌菌(内城菌) click!
  (2) 有機カキ殻カルシウム (ホームセンターで購入)
  (3) 植物油粕 (ホームセンターで購入)
  (4) 有機の液肥・ネイチャーエイド (サカタのタネ)
  (5) トマト元気液肥 (タキイ種苗)
      http://www.takii.co.jp/material/item/sho032.html 
  (6) カルプラス カルシウム補給剤 (大塚アグリテクノ)
      http://www.otsuka.agritechno.jp/products/contents/xt289.html 
  (7) ヨウゲンハイパワー 微量要素補給 (サンアグロ)
      http://www.sunagro.co.jp/catalog/list/index 
  (8) 乳酸菌 (原料:米のとぎ汁+牛乳)
  (9) 葉面栄養補給 (原料:トマトの葉やわき芽+砂糖)
  (10) 葉面栄養補給 (原料:納豆)
  (11) 愛情 (原料:私の気持ち、 効果:未確認)

1-2 堆肥
  (1) バーク堆肥 すくすく (グリーンプラン)
      http://www.hidakami.co.jp/top.html 

1-3 害虫や、病気の防除に使う微生物や薬剤
  下記の物は、農薬として登録されているものがありますが、
  化学合成農薬ではないので、
  栽培中の使用について、使用回数がカウントされません。

  (1) マイコタール水和剤 (微生物)
      http://www.greenjapan.co.jp/maikotaru.htm 
  (2) ボトキラー水和剤 (微生物)
      http://www.greenjapan.co.jp/bojo_botokira_s.htm 
  (3) ボタニガードES (微生物)
      http://www.greenjapan.co.jp/botanigadoes.htm 
  (4) パシレックス水和剤 (微生物)
      http://www.greenjapan.co.jp/basirex_s.htm 
  (5) サンクリスタル乳液
      (原料:食品添加物 脂肪酸グリセリド:マーガリンなどの原料 有機JAS適合成分)
      http://www.greenjapan.co.jp/suncrystal_n.htm 
  (6) コロマイト乳液 (原料:微生物が生産する天然物 有機JAS適合成分)
           サビダニが多発したトマト苗を搬出するときに、対象に散布のみ
      http://www.greenjapan.co.jp/koromaito_n.htm 
  (7) でん粉液 (原料:食品 タピオカ粉 自家製)
  (8) 乳酸菌 (原料:米のとぎ汁+牛乳)
  (9) カビ類抑制 (原料:納豆)
  (10) 気合 (原料:私の意思、 効果:未確認) 

1-4 水
  (1) 上水道
  (2) ビタミンC (水道水中の塩素の還元に利用。
            微生物農薬に上水道を使う時には必須)
  (3) 雨水 (水ナス)

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2-1. 乳酸菌

乳酸菌を使って、植物を強くしたり、土中の生物層を豊かにしています。




(1) 私の利用のポイント
・有用な地中微生物群の活性化
・葉面におけるPH変動
・葉面細菌への養分補給(補完的)

(2) 乳酸菌の使い方
自家発酵させて作っています。米のとぎ汁と、牛乳。右の写真。ペットボトルが膨らんでいます。一番上の白い部分は、チーズです。真ん中の液の部分をろ過して使います。水道水で希釈する場合には、乳酸菌は生菌である為、塩素を除去する為にL-アスコルビン酸をほんの少し入れます。L-アスコルビン酸1gで、300Lの水道水を還元できます。
ちなみに、後ろは空中散布用のラジコンヘリ、ラジコです。あれ?あれ?ラ・ジ・コ?どっかで聞いたような?

玉ねぎの結球成長時に乳酸菌を玉ねぎの周囲土中に定期的に投入すると、大変甘く柔らかくなりました。
味噌汁に入れて、一煮立ちさせっると跡形もなく溶けてしまいます。
100倍液を週1回、葉に散布。根に向かって流れ出す程度に散布する。
このときは、殺菌の直接的な効果を期待して使っていましたが、
今は期待していません。
今年は、散布しませんでした。普通の玉ねぎの味で、溶けませんでした。
来年は、再度散布する予定です。

うどん粉病の初期には、200倍液を散布しています。
また、唐辛子の根元には、原液をかけていますが、
かけないものに比べて、葉のはりが、明らかに良いです。
原液をかけることは、ためらいましたが、枯れそうな唐辛子があったので、枯れて元々と考えて根元にジャブジャブしました。
また右写真上部のチーズ部分は農地に放置してもカビが発生しません。
ただし、ふたを開けっ放しにしていると、カビが繁殖します。不思議?

乳酸菌については、少し研究したいのですが、時間がない。

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2-2. 内城菌 (複合土壌菌)


内城本美 氏 (1912-1980)


(1) 私の利用のポイント

・連作障害回避
 土壌菌を混ぜた土を高畝にして、点滴システムで
 水分を補給しながら、土壌菌による悪玉菌の排除
  (発酵時に60度以上になります)を行います。
・土壌微生物活性化による肥料成分の吸収促進
 46種類の微生物が、土中の他の植物の根の周りの微生物活性化
 微生物が活性化すると、肥料が効果的に吸収されます。
 これにより、多種多様な肥料を組み合わせなくても、すみます。
・発酵した特殊肥料としてのアミノ酸補給の促進
・土壌微生物環境維持のための乳酸菌補給
 内城菌は、追肥すると発酵熱が高いので根が焼けてしまいます。
 したがって、栽培中には乳酸菌液を点滴システムで補給して、
 土壌の微生物状態を維持します。

(2) 内城菌とは?
長野県松本で、「健康な農作物は、健康な土壌から生まれる」という
体験的農法から、自然農法家の内城本美氏が発見した
46種類の土壌菌が相互作用する複合土壌菌です。
複数の大学、研究機関でその効果の解明が行われました。また、
内城菌を使った、数々の事業も存在し効果が確認されています。

私と内城菌の出会いは、大学2年に研究室に所属した時です。
え、30年以上になるのか?(~_~;)
所属していた研究室の酒井信一教授が研究されてました。
酒井先生は、実際に、内城さんとお付き合いされていました。
伝説の、糞尿酒も飲んだそうです。

酒井教授の専門はダム工学で、ダムの設計もされています。
ダム工学の分野では、有名な方でした。
 先生のゼミ(構造力学、水理学)は午後3時からの開始で、
 当日の課題が解けるまで帰れませんでした。
 出来の悪い私は、翌日までかかる事が多々ありました。
 先生は、みんなができるまで、我慢強く付き合ってくださいました。
 奥さんが、夜食を持ってこられたり、本当にお世話になりました
 研究室には、他に2つのゼミがあり、それらも厳しく、
 週3日のゼミは、その準備などもあり、
 大学は、勉強するところなんだと、思い知らされました。

大学の近くには、酒井教授が関与していた内城菌を活用した
農場もあり、野菜だけでなく、ニワトリ、ブタの飼育もしていました。
私も、農場を手伝っていました。
朝、飲食店や、市場から野菜くずや、料理で発生する残滓を回収します。
特に、飲食店からの回収が苦痛でした。市場の廃棄物の中には、
良品の果物が混じっているので、贅沢な果物ライフが送れました。
それらに、おがくずを混ぜて水分調整をして、発酵タンクに内城菌と
ともに入れて、80度の温度に加熱します。8時間発酵させて
出来上がりです。これにより、有害な微生物は死滅します。
高温で回転するタンク効果で材料も原型をとどめません。
畑に、肥料としてまいたり、ニワトリやブタのえさにします。
ニワトリの卵を販売していました。3年前の信州で10個200円です。
当時としては、かなりの高額ですが、売り切れ続出でした。
(当初は、ゴミを食べたニワトリの卵なんて、という状況でしたが、、)
あの卵(の味)を超える、卵は、未だ食べていません。
信州の高地なので、冬は零下になりますが、
豚舎は床に撒いた上記の発酵飼料の発酵熱で、暖房の必要が
ありませんでした。放し飼いでしたので、食べては出して、
それが発酵して、と好循環になっていました。
常時発酵しているので、とても衛生的な状態になっています。
肉は、放し飼いなので、等級は下になってしまいますが、
大手スーパーで販売されて即完売状態でした。
あの豚肉(の味)を超える、肉には未だ出会っていません。

酒井教授は、実際に内城菌を使った冬季の野菜栽培ハウスの
暖房効果の実証研究を発表されています。
いつか、その成果を使って、私も冬季栽培に挑戦します。

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3. 計測機器
「計測できなければ、Controlできない」



もともと、技術者なので、やはり各種のデータ収集をしています。
写真左は、温度・湿度の計測機器(おんどとり)。
APIを使って、データ収集・解析プログラムを作っています。
このデータをつかって、ハウス内のダニ・カビ類発生を防ぐ、
湿度Control装置を開発中です。

写真中は、糖度計      (トマトの果実の栽培管理)
写真右は、硝酸イオンメータ(追肥の判断に使います)

その他地中のPHメータや、計測機器だらけになってきました。


データは、これまでPCでMySQLのシステムで管理していましたが、それは基本データベースとして使うことにして、現在、Androidでデータ管理できるようにシステムを開発中です。


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